ウィトゲンシュタインの「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」という有名な命題から説き起こし、偏狭なオカルティズムや傲慢な科学信仰に陥ることなく形而上学の広大な領野に分け入ってゆくための手引きとして、ヤスパースの〈包越者(ほうえつしゃ)〉論へと導きます。
そうして、〈愛〉にもとづく変革へ。
◎【特集】詩と哲学――新たなヴィジョンへ
◎対談 星野太+佐藤雄一
◎論考 細見和之、山内功一郎、小笠原鳥類
◎作品 野村喜和夫、千葉雅也
◎クリティーク
岩成達也 中動相についての覚書(上)
京谷裕彰 詩、そして形而上学。(下)
高塚謙太郎 抒情の奇妙な冒険(下)
◎新連載 伊勢功治 北方の詩人 高島高
◎短期集中連載詩 目黒裕佳子
◎連載詩 高橋睦郎、和合亮一
◎連載
粟津則雄 パリのランボー
久谷 雉 2000年代詩とはなにか?
◎作品
貞久秀紀、谷合吉重、若尾義武
連載
徳弘康代、月永理絵、新井卓
俳句時評 外山一機
短歌時評 瀬戸夏子
月評 峯澤典子、紺野とも
Requiem 三木卓 追悼・小長谷清実
Book
吉田文憲 佐々木幹郎『中原中也――沈黙の音楽』
土肥秀行 和田忠彦『遠まわりして聴く』
川上明日夫 現代詩文庫『三井喬子詩集』
武子和幸 金田久璋『鬼神村流伝』
小野原教子 ジョン・ソルト、田口哲也、青木映子訳編『レクスロス詩集』
田中庸介 新井高子編『東北おんば訳 石川啄木のうた』
栗原飛宇馬 十田撓子『銘度利加』
山嵜高裕 谷合吉重『姉の海』
鳥居万由実 中原秀雪『モダニズムの遠景』
Review
篠原誠司 涯テノ詩聲 詩人 吉増剛造展
鈴木余位 吉増現代 欧州ツアー
氏家和歌子 「編集者・谷田昌平と第三の新人たち」展
マーサ・ナカムラ ライブ「秋の夜長のあなんじゅぱす(う/た)」
Report
木戸多美子 仙台ポエトリーフェスティバル2017
新人選評
広瀬大志、岸田将幸
新人作品 3月の作品
◆思潮社刊 定価1280円(本体1185円)
http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_2015.html
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