(銀座での個展レヴュー↓)
http://zatsuzatsukyoyasai.blogspot.com/2011/11/gallerly-582011912-917.html
「ミステリーサイクル」が通過した後、フィールドに残されたミステリーサークルの上に宇宙人となったライカ犬が宇宙船で下り立つ、というストーリー。
「スプートニク2号」
バイキンマン風の角が生え、マイナーチェンジした「ミステリーサイクル」。
放射能マークと原子核マーク。
下半球には宇宙人と化した犬の顔(陶製)。
青森県六ヶ所村の米を使用。
ストーリーはこの後も展開していく・・・。
●寺脇扶美さんの展示は、果実をモチーフにした大判のタブロー(顔彩)と空間に吊されたオブジェ(テキスタイル)によるインスタレーション。
丸い果実をモチーフにしたタブローと鎖状に連なる円形のオブジェ、その間に立って作品を鑑賞するとき、二次元と三次元、具象と抽象、有機物と無機物、といった対照的な言葉が自然に連想されたのだが、こういった項目を自由に仮置きすることで双方向的なイメージの変移が浮かび上がって面白い。
これはクニトさんと寺脇さん、両者全く異質な作風でありながら、空間を共有することに不思議と違和感を感じない秘訣なのかもしれない。
内面から湧き起こるポジティブな力の肯定、という思想を両者が共有していることは、この空間に身を置くだけで感じられた。
二人で決めたコンセプトタイトル「せいかつのなかに」に込められた意味は深い。
◆同時代ギャラリー
2012.2.14(火)-2.19(日)
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