芦屋市内に落ちていたゴミを拾い集め、それを型抜きして作った某ブランドのモノグラムを壁一面にちりばめた「SURFACE -Ashiya」。
展覧会タイトルの「Hello world!」とはコンピュータプログラミングの初歩の例題であり、またプログラムの冒頭で常套的に使われる文字列である。
打ち棄てられたゴミを探すのが困難な土地柄で「こんにちは、世界!」と呼び掛ける高須さんは、資本主義が排泄したものに手を加えることでこの世界を覆っている薄皮を剥がしているのか、薄皮を被せているのか・・・。
ハイブランドへのアンチ、あるいは単純な戯画化というのではなく、表層的な価値判断で流れていく消費者心理への鋭い批評精神が作品の根底にある。
◆ギャラリーあしやシューレ 1/22-2/11
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