梯子を登ったところには、シェルターの扉。
壁の穴に立つ人物が眺めているのは、荒廃した世界・・・
タテ8㍍×ヨコ2㍍×高さ90㌢の狭小な空間に出現した"WONDERLAND"。
プルトニウムの半減期である24000年という気が遠くなるほどの年月を経た後の世界を、クリエイター集団"木鳥works(ことりワークス)"が提示してみせる。そうあるかもしれないものとして。
想像すらできないが確実に訪れる時代への、これは誠実な向き合い方なのだろう。
ここに入ると、測りがたさからくる距離感の攪乱にしばらくは幻惑されざるをえないが、そこはかとなく馴染んでくる。時間的な距離、空間的な距離、心理的な距離・・・。
向こう側から近寄ってくるように。
◆gallery yolcha (ギャラリー・ヨルチャ) 4/6~4/14
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