ギャラリーが入居するこのビルは1938年に竣工したので築74年にもなるが、1995年に神戸を襲った震度7の激震でもびくともしなかったという名建築。ファサードにイオニア様式の列柱を配した豪壮な印象は、見てくれだけではない。
◆高田治さん「わんだふる世界」(2F/企画展示室)
細かい砂利の上に設えられた巨大なオブジェ。鉄筋を一本一本曲げて溶接したものを楕円状に組み上げるという力業。
照明が落ちると、部屋の天井に不思議な模様が投影される。
ダルマさんのような・・・。Dharma・・・真理・・・。
高田治展は4/22(日)まで。
◆八木智弘さんのアトリエ(3F)
この四角錐状のオブジェは、反転して天上から吊すシャンデリアらしい。
銅製のオイル管で作ったフレームに、浴槽の止水栓用チェーンを差し渡し、そこにヘアピンを引っ掛けている。ヘアピンの数は1万本くらいにはなるだろうか・・・。
1980年前後のものと思しきラジカセ。
この巨大なフォークはなんとレディメイド(フォークをもった男は筆者)。東大阪のホームセンターで購入したというのだから驚くほかない。誰がなんのために使うことを想定して製作されたのだろう? 謎は深まるばかり・・・。
八木さんのアトリエで巨大フォークと戯れていたら、昨年末、京都三条河原ゲリラ路上鍋集会で焼酎お湯わりを一緒に飲んだ蛇目(へびめ)さんと偶然再会(上の写真は蛇目さんの作品)。この同じフロアにアトリエを構える蛇目さんは、4/24~大阪・南森町のART COCKTAILにて個展を開くとのこと。
踊り場では昔懐かし美術全集を積んだ俄かテーブル。
手前の椅子は池袋モンパルナスの豪傑・古沢岩美の裸婦。
Gallery 1 http://gallery-ichi.com/
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