キング・クリムゾンの凶暴なサウンドにシンクロする木炭ドローイング。手の動きの鋭さは圧巻。
壁面の溝がフロッタージュのように浮かび上がる。
開始早々、人だかりができてゆく・・・。
2曲目に入ると、紙は2枚目に。
拳のような・・・
ライブは約1時間。観客は最大で7~80人はいただろうか。皆、通りすがりであるが、訳の分からないものに出くわしとまどいながらも好奇心を掻き立てられた様子で、ポカンとした顔つきで、真剣な眼差しで、あるいは次の瞬間起こる出来事への期待感を湛えた表情で、多くの人が見入っていた。
近頃はすっかり珍しくなってしまったフォーブな画家である千光士誠(せんこうじ・せい)さんは声援を送る観客にも一切媚びず、ダサイこともクールなこともすべて剥き出しなのが潔い。
ライブ終了後、千光士さんのぶ厚い手は炭鉱労働者のように真っ黒であった。
ライブ終了後は個展会場であるRadio Days Barへ。
千光士さんといえば、このポートフォリオにあるように、見る者からペルソナを引き剥がし、己を剥き出しの存在として晒すことを促す強力な人物画で知られるが、今回の個展では三宮駅前で最近行われたライブでのドローイング作品と、その様子を映像に収めたビデオインスタレーションの展示に特化されている。
◆Radio Days Bar 4/28-5/13
神戸市中央区中山手通1-13-9 山手三角ビル2F
Tel.078-331-9228 Charge ¥500
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