2012年11月5日月曜日

 厚芝ひろみ「記憶の森」(HANARART2012/三輪・厚芝家)

ここは三輪山の南西麓、文献に名前が見える最古の道である山辺道(やまのべのみち)と盆地南部を東西に横断する横大路(よこおおじ)の交差点、海石榴市(つばいち)の衢(ちまた)があったところ。海石榴市とは三輪山の麓、磯城(しき)・纏向(まきむく)に初期大和政権(邪馬台国から連続)が都を定めたころから賑わった古代の市場である。
手前の間には、アクリルの小品がちりばめられた「記憶の森」。
奥の間には、作家にとってのある身近な出来事がモチーフとなって制作された大判のキャンバス画(油彩)「別涙(べつるい)」。

ここは厚芝さんのご実家で、現在は使われてない母屋の建物。活用方法を検討中とのこと。

奈良・町家の芸術祭HANARART2012

過去のレヴュー記事はこちら↓
http://zatsuzatsukyoyasai.blogspot.jp/2011/10/hanarart_17.html

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