2012年11月9日金曜日

佐々木邦子さんの"花" (HANARART2012/八木札の辻・春日神社)

人の暮らしの舞台となる家屋は、それ自体が一つの生命体であるがゆえに、人の生命と有機的に繋がるのだと作家はいう。植物の繊維を使ったこのオブジェは、人と建物とが呼応し合い、結び合う媒のようなもの、あるいは間に生まれるものを視覚化したのだろう。

風通しの良いこの部屋を流れる空気が、生気のようにうねるのが感じられた。



奈良・町家の芸術祭HANARART2012

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