西嶋みゆきさんの個展は大阪と京都、二箇所同時開催。
どの作品も金魚をモチーフにした一版多色刷り水性木版によるコラージュ。
すべての作品に同じ版が使われていながら、多彩に駆使される演出技法や詩的に付されたタイトルが呼び覚ます想像力によって、印象は自在に変化する。
群れること、重なること、反復すること・・・
その持続的な営みの核にはいつも金魚の影像があり、互いに結び合うそれらは、一つ一つが心にさまざまなものを浸透させていく窓のようなものになる。
金魚の姿をしたモナドには、窓があるようだ。
◆橘画廊 6/18~6/30
★過去のレヴュー記事はこちら↓
http://zatsuzatsukyoyasai.blogspot.jp/2012/03/gallerism-in-gallery-class.html
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