「青春の洗濯」。作家がかつて描いた絵を洗い流し、乾かしたもの(瓶の中身は洗い水)。
8ミリフィルムを漂白剤溶液で瓶詰めにした「漂白の民からのフィルムレターシリーズ」(左より、「日本海を撮影したのだが、真っ黒だった思い出」「枝を剪定するおじさんとの思い出」「なぜ消化器を撮影したのかわからない赤」「映画に使われなかったマンション」)。
「ふとんの山をたたみ終え、隙間を覗きこむと、グランドキャニオンが覗き見えたのだ。」
筒を覗くと古い8ミリ映画が流れている。
「終わらない洗い物と 決まっていない手順書
スイッチを踏む、霧吹きで植物に水をあげる、洗剤を入れる」
OHP脇のワゴンにはお茶、洗剤、霧吹き、植物などがならぶ。
OHPのデッキ上に設えられたアクリルトレーには水が張られ、そこから物語が展開する。
デッキの表面、アクリルトレーの底、水中、水面、ミラー、という複数の平面を一つの光が透過、反射し、最後の平面である壁面へと投影される。
感熱紙にアイロンでドローングした「アイロン山水図」(右)
「照明器具のひもを引くと、カーテンが揺れて、ゆっくりと
レースの隙間に挟まってゆくので、照明器具のひもを引っ張ってください」
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〔つかもとよしつぐ(プロジェクション)×木村由(身体表現)によるパフォーマンス「ちゃぶ台ダンス」2013.6.8の記録〕(つかもとよしつぐのソロパフォーマンス「アイロン山水図」には間に合わず)
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細胞状の塊はオリーブオイルに洗剤の泡がからまったもの。赤い染みはトレーとデッキとの間に私が注いだ赤ワイン。
この一回性に宿命づけられた作品は、作家により「終わらない洗い物と批評家の赤い葡萄酒」と命名された。
◆GALLERY wks. 6/1~6/15