2012年12月23日日曜日

テーマ展"AGING"より 於、コンテンポラリーアートギャラリーZone (箕面)  

"AGING"(歳を重ねること)をテーマに、20人の作家が集う展覧会の様子。

 バロー・リベルト「URASHIMA TARO RETURNS WITH GUEST WORKERS」。
浦島太郎の載せるカメはウミガメではなく、しっかりと大地に足を踏みしめるヌマガメである。
太郎が手にする籠には果物・・・ではなく赤ん坊がぎっしり。

ヤマダヒデキ「大切な物は何か考えてみる part7」。
漆黒の液体に浮かぶ百合の花。つぼみと花とは同じ水面にならぶ。 合成写真ではない。つぼみと花とは、対立してはいない。空間を表象しているのでもない。これは一人の人物の、人生の時間を表象したものであると同時に、異なる時間を生きる者同士が、共にあることをも意味しているように思う。

しまだそう「見てnight Y」「見てnight O」。
この世界の自由と不自由、その両方に彫られたような、あるいはこれから彫られるであろうような表情の二人(一人?)。

入江陽子「inside out」。
二重螺旋状のバネから跳び出さんとしているのは、裏返ったサッカーボール。
球の内側の虚空だけを包んでいたボールは、反転することで宇宙をすべて包みこもうとするが、割れ、ほころび、しぼみ、バネの上でたたずむ・・・


コンテンポラリーアートギャラリーZone 12/20~12/29


通常、ホワイトキューブといえば閉鎖系6面体かそのヴァリアントであるが、このギャラリーは外部との境界となるはずの壁が1面存在せず、古い市場の路地に溶けている。


1 件のコメント:

  1. 京谷様

    芸術ran賞でお会いしたあやかです。
    ご連絡頂いたメールアドレスにご連絡しようとしたのですが、パソコンメールがブロックされているようで送ることができませんでした。
    コメント欄からの返信で大変不躾ですが、ご挨拶にお伺い致しました。大変遅くなってしまい申し訳ございません。

    短い時間でしたが、先日は本当にありがとうございました。
    私もお話をお伺いできてとても楽しかったです。
    ブログも楽しく見せて頂きました。
    井桁さんのお人形をパソコンからもう一度拝見しましたが、お写真を見ていると、余計に会場で実物を見たくなってきますね。

    最近一段と冷え込んでいますので、体調など崩されませんようお気を付けください。
    またお話を聞かせて頂けるのを楽しみにしております。
    ありがとうございました。


    あやか

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