泥の河に架かる屋根付き橋を渡りゆく黒い人の群れ
冬の朝鮮海峡を渡りゆく蝶番の大群
土筆の群落の地下浅くをうねる土龍の律動
にも似た窮屈さで まなじりを腐す
しずる夏の夜の 死にし神の面影にさきはわれ
欠けそめる咳の航跡に引き拓かれる 芋畑の憧れ
(二十三夜月の南中)
詩人・小島きみ子さんが拙詩に応答して制作してくださったドライフラワー「蝶番」。
◆小島きみ子個展「薔薇と詩歌句:Rose fantasy」 12/2~12/24 於、画廊喫茶「パンの花」
広瀬大志、松尾真由美、池田俊晴、京谷裕彰、池田康、久保園理恵、上野典子(現代詩)、廣田恵介(翻訳詩)、倖田祐水、東徹也、中村みゆき(短歌)、鈴木伸一(俳句)、大原鮎美(自由律)、13名の言語芸術家と小島きみ子さんの薔薇のドライフラワーアレンジとのコラボレーション展。もちろん、小島さんご自身の詩も。
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