さて、今日、8月4日は我が心の友、パーシー・ビッシュ・シェリーの218回目の誕生日であります(1792年)。
地球上で、彼とおなじ時代の空気を吸っていた動物はもう生きながらえていないでしょう(クマムシくらいかな)。先年、175歳で永眠したガラパゴス・ゾウガメのハリエットはブラームスと同い年(?)だったような。
明日、8月5日はフリードリッヒ・エンゲルス(1895年)とマリリン・モンロー(1962年)の命日です。
明後日、8月6日はヒロシマの日でもありますが、我が愛しのビアンカ(白猫・♀)の5回目の誕生日でもあります。
ローマの遺跡で『鎖を解かれたプロメテウス』を執筆するシェリー。
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「ある人へ -この言葉は何度も汚されてきました」
この言葉は何度も汚されてきました
いま一度ぼくが汚そうとは思いません。
この感情はゆえない軽蔑を受けすぎてきました
いま一度あなたが軽蔑する必要はありません。
この希望はほとんど絶望に近い
分別が踏み消すまでもありません。
でもあなたがかけてくれる憐れみは
他の人からの憐れみよりもずっとうれしい。
ぼくは人が愛とよぶものを捧げることはできません。
でも あなたは受けとってくれないでしょうか
心が天に捧げ 天も拒まないものを。
星を求める蛾の願い
朝を求める夜の願い
この悲しみの大地から
遥かなものに憧れる気持ちを。
◆『シェリー抒情詩集』(床尾辰男訳,2006年,創芸出版)より。
ウィリアム・モリス製作の『シェリー詩集』(ケルムスコットプレス)。実物は少し前まで京都のキクオ書店で175万円で売ってました。
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