2013年1月27日日曜日

詩人・藤井貞和の髪型変遷史 


竹村正人氏(詩人・映像作家)による考察
「ここに選び出したのは一九七〇年代から現在までの藤井貞和氏の写真であるが、そのほとんどは『現代詩手帖』、『国文学 解釈と鑑賞』、および『国文学 解釈と教材の研究』から頂戴したのであるが、網羅したわけではないにしても、過去に行われた対談・鼎談・座談の類の多いことは御覧頂けると思うし、全体の七〇パーセントほどはここに集められたと思うので、以下、その流れを見てみようと思うのだが、まず①~⑦、つまり一九七五年六月から一九八四年五月の間は眼鏡を掛けていないことが分かり、髪の流れる方向についてはほぼ、左から右(われわれから見て右から左)であって、例外的に⑤と⑲があるものの、基本的には定まっているものと考えてよいかと思われ、コピーの精度もあるが23と24を除いて黒髪であり、かつ眼鏡については⑧⑨⑩⑪、つまり八十年代のある時期は上が黒ぶちであったものの、一九八七年以降はパンダ風の銀ぶち眼鏡であると見られ、29が例外的に裸眼であるものの、これはおそらく河原の石を拾うために一時的に外したのだろうと考えられ、全体として、八四年五月を例外とするものの、八〇年以降はノーネクタイで通していることが分かり、八四年五月は現代詩手帖賞発表というフォーマルな場であることが鑑みられてよく、以上のことから一言この変遷史について付言するならば、「不変に変成を続けている」となるだろうし、もし仮にこの中からベスト1を選ぶとしたら、残念ながら私は、今回見つけることのできなかった幻の写真、すなわち『地名は地面へ帰れ』について、藤井さん自らが書いている小文に付されたそれを挙げたいのだが、どこに掲載されていたか思い出せずここにはないが、しかしあえて好きな一枚をと言われれば、⑫のそれを選ぶが、あなたはどうですか?」





※写真は末次智さん(京都精華大人文学部教員)が撮影したものを借用。

2 件のコメント:

  1. 『国文学 解釈と教材の研究』の「国文学」は「國文学」ですわ。

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