2014年11月13日木曜日

城戸みゆき「泳ぐことさえできるというが」(木津川アート2014,旧漁協事務所)




廃屋になって久しい旧漁協事務所に残された古い漁具の数々を、なにかの物語が演じられるジオラマのように仕立てたインスタレーションが、この入り口の奥に広がっている。
当然といえば当然であるが、朽ちた建物や使い古された漁具が鑑賞者の感性によびかけるものは、新しい物語ではない。

しかしある時代が過ぎ去っても、そこに人々の営みが続く限り、新しく生まれるものはなにかをそこに接いでゆく。
それを象徴するかのようなシーンが、別の部屋にある。



木津川アート2014  11.2-11.15

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