陶板を積み上げることで構成された柱状のオブジェが、公園の開けた場所に林立する。
この作品をギャラリーwks.のホワイトキューブで初めて見たときには、想像力で補うしかなかった風や、移ろう陽光が、描かれた形象をイメージに変成する力をしずかに後押ししてくれる。
そうして映し出されるものは、有史以前から刻々と積み重ねられてきた自然や人々の営みの、もっとも豊穣な要素をあらわす象徴的なイメージであろう。
季節が晩秋であることは、ここに佇むことの意味を、よりいっそうゆたかなものにしてくれる。
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木津川アート2014 11.2-11.15
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