大正期にベスト・ポケット・コダック(通称:ベス単)というカメラが輸入され流行したそうだが、その古いカメラのレンズを現在のカメラに移し替えて木津川市の人々や集落の様子を撮ったスライド・ショー。
百年前から続く風景と、百年後に残したい風景をめぐって、百年前に自分がいたら・・・、百年後に自分がいたら・・・、と作家は空想する。
ベス単のレンズが描写するレトロでソフトな印象が、そんな作家の空想から、モデルになった人や、写真を見る人の空想へと差し渡される仲立ちとなっているようだ。
◆木津川アート2014 11.2-11.15
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